少年サッカーキャップの基礎──なぜ必要で、どう選ぶべきか

■要約
 サッカーキャップは熱中症や紫外線対策、体力温存、安全性向上のために重要です。柔らかい素材や通気性の良いデザインが特徴で、練習時に推奨されます。選ぶ際はサイズ、素材、色、機能性を考慮し、快適なプレー環境を整えましょう。

1. サッカーに帽子? それってアリなの?

 サッカーといえば、プレーヤーが基本的に帽子をかぶらないスポーツとして知られています。
実際、公式戦ではキーパー以外の選手が帽子を着用することは認められていません。
しかし、近年、特に少年サッカーにおいて「サッカーキャップ」を導入するチームが増えてきました。
背景には、温暖化による気温上昇や熱中症のリスクが高まっていること、そして子どもの安全を守るための意識の向上があります。
本記事では、少年サッカーにおけるキャップの必要性と、その選び方について詳しく解説します。

2. サッカーキャップとは?

 サッカーキャップとは、サッカーをする子ども向けに設計された帽子です。
通常のキャップと異なり、以下のような特徴を持ちます。

 ・柔らかい素材:ヘディングの際に邪魔にならないよう、帽子全体が柔らかい。
 ・つばが柔軟:相手選手との接触時に怪我を防ぐため、つばも柔らかい素材でできている。
 ・通気性・吸水性:長時間のプレーでも快適に過ごせるよう、通気性の高い素材を使用。
 ・滑り止め機能:動いている最中に脱げにくいよう、内側に滑り止め加工が施されている。

また、別名「プラクティスキャップ」とも呼ばれ、特に練習時の着用が推奨されています。

3.サッカーキャップが必要な理由

① 熱中症対策
 地球温暖化、沸騰化の影響で、夏場の気温が年々上昇しています。
私も本業でカーボンニュートラルの取組を行っていますが、この課題は本当に深刻です。
晴れたらサッカー日和ではないんですよね。本当に今の子供たちが可哀想です。
特に人工芝のグラウンドでは、気温よりもさらに高い熱が地表にこもるため、
子どもたちの熱中症リスクは格段に高まります。
帽子をかぶることで、直射日光を遮ることができ、体温の上昇を防ぐ効果があります。
また、熱がこもりにくい素材のキャップを選ぶことで、さらに快適にプレーできるでしょう。

② 紫外線対策
 子どもの肌は大人よりもデリケートで、紫外線の影響を受けやすいです。
特に長時間の屋外活動が続くサッカーでは、UVカット機能付きのキャップが重要です。
保護者やコーチもしっかりと対策することをおすすめします。

③ 体力温存
 サッカーは90分間、もしくは少年サッカーでも30〜40分間走り続けるスポーツです。
体力の消耗を抑えるためにも、適切な帽子で日差しを防ぐことが、プレーのパフォーマンス向上につながります。

④ 安全性の向上
 「帽子が相手選手と接触すると危険では?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
現在販売されているサッカーキャップは、接触時の安全性を考慮した柔らかいデザインになっています。

図2. 少年サッカーグラウンドの各名称

4.サッカーキャップの選び方

① サイズ選び
 帽子が大きすぎるとプレー中に脱げてしまい、小さすぎると締め付けられて集中できません。
以下のサイズ目安を参考に、適切なものを選びましょう。

  3〜4歳:50〜52cm
  4〜5歳:52〜54cm
  5〜6歳:54〜56cm
  6〜10歳:56cm以上


サイズ調整機能がついているものを選ぶと、よりフィット感が高まり快適にプレーできます。

② 素材選び
 サッカーキャップには、主にポリエステルとナイロンが使用されています。

 ポリエステル:吸水性・速乾性が高く、汗をかいても蒸れにくい。
 ナイロン:耐久性が高く、撥水性に優れている。

特に夏場の暑さを考慮するなら、通気性の良いポリエステル素材がおすすめです。

③ 色の選択
 黒系のキャップは紫外線を吸収するため、暑くなりやすい。
白系のキャップは光を反射し、頭部の温度上昇を防ぐ。
熱中症対策を考えるなら、白や淡い色のキャップを選ぶのがベターです。

④ 機能性
 最近のサッカーキャップには、以下のような機能が付いているものもあります。

 UVカット機能:紫外線から肌を守る。
 クーリング機能:水に濡らすと冷感効果が得られる。
 吸汗速乾機能:汗を素早く吸収・蒸発させる。
 滑り止め加工:プレー中にズレにくい。


これらの機能をチェックし、プレー環境に合ったものを選びましょう。

5.まとめ

 サッカーキャップは、熱中症・紫外線対策だけでなく、
プレーヤーの体力温存や安全性向上にも寄与する重要なアイテムです。
練習時や移動中には積極的に取り入れることをおすすめします。

また、キャップを選ぶ際には、

 ✅サイズが合っているか
 ✅通気性・速乾性に優れているか
 ✅柔らかい素材で安全性が考慮されているか
 ✅UVカットやクーリング機能などの付加価値があるか

といったポイントを押さえ、自分の子どもに最適なものを選びましょう。
熱中症や怪我のリスクを減らしながら、快適にサッカーを楽しめる環境を整えることが、
未来のプレーヤーたちの成長につながります。
無理をすることで、体調不良になり結果遠回りになってしまうケースが多いです。
予防と同時に危ないと思ったら、思い切って休みましょう。
休むこともトレーニングの一つです。

 FCムサシ、FCハマでは、子どもたちが安全に、そして思い切りプレーできる環境づくりをサポートしています。 ぜひ、この機会にサッカーキャップの導入を検討してみてください!

筆者紹介

FCハマ代表
水島 健人


 2022年にFCハマを再始動し代表を務めている。FCムサシ一期生で、小学校6年生の時に横浜市大会で優勝。中学では、横浜F・マリノス(菅田)へ入団。高校では日本大学高等学校へ入学。大学では日本大学からVERDRERO港北へ移籍し社会人サッカーへ。2015年には神奈川県1部リーグで優勝。ビジネスでは、「EcoNiPass」や「BanSo」事業の事業責任者を務めている。


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