少年サッカーボールの選び方

■要約
 サッカーボール選びは、サイズ・使用環境・製法・耐久性などが重要です。幼児は3号球、小学生は4号球、中学生以上は5号球を選びましょう。土用・芝用の違いや製法による蹴り心地の違いも考慮し、公式球や耐久性の高いボールを選ぶことが上達への鍵です。

1.はじめに

 サッカーを始めるために最も重要なのが「サッカーボールの選び方」です。
サッカーボールといっても、サイズや製法、使用する環境などによってさまざまな種類があります。
適切なボールを選ぶことで、技術向上の速度が変わり、ケガのリスクを減らすことにもつながります。
本記事では、サッカー初心者の子どもたちやその保護者向けに、失敗しないサッカーボールの選び方を解説します。

表.ボールの号数と推奨対象

号数直径重量推奨対象
3号球約19cm約320g幼児・小学校低学年
4号球約20.5cm約370g小学生 3年生以上
5号球約22cm約430g中学生以上

・3号球(幼児~小学校低学年向け)
 ボールに親しむことを目的とする幼児や小学校低学年の子どもには、軽くて扱いやすい3号球がおすすめです。
足に負担をかけず、蹴る楽しさを感じられる大きさです。
また、小さいボールを扱うことでスキル習得度が上がります。

・4号球(小学生 3年生以上向け)
 日本サッカー協会(JFA)が小学生の公式試合球として定めているサイズ。
サッカークラブや学校の授業でも使用されており、本格的にサッカーを学ぶ子どもには4号球を選ぶのが基本です。

・5号球(中学生以上向け)
 中学生からプロ選手まで使用するサイズ。
小学6年生の後半から5号球に慣れ始める子もいますがあまりお勧めはしていません。

・番外編
 ゴムボールはスキル習得するのにおすすめです。
ブラジルのトレーニングでも用いられており技術習得が格段に上がります。
FCムサシではゴムボールでのトレーニングも取り入れております。



2.使用環境に適したボールを選ぶ

 ボールは使用する環境によっても選び方が異なります。
お店の人に必ずどこでサッカーをするかを伝えましょう。

① 土のグラウンド用
 通常の練習や学校のグラウンドで使うなら、耐久性が高く弾みすぎないボールが最適。

②天然芝や人工芝
 天然芝や人工芝プレーする場合は、バウンドしやすいボールを選ぶのがポイント。

③フットサル用ボール
 フットサルは一般的なサッカーボールよりもバウンドが抑えられた設計になっています。
通常のサッカーボールとは異なるので、フットサルをプレーする際は必ず専用ボールを選びましょう。

3.サッカーボールの製法による違い

ボールの製法は、耐久性や蹴り心地に影響を与えます。
テクニック習得に影響が多いので、絶対に妥協しないようにしましょう!
良いボールはそれなりの価格がするので、ここもお店の人に必ず相談してください。

① 熱接合(サーマルボンディング)
 ・縫い目がなく、水を吸いにくい
 ・真球性が高く、蹴り心地が安定
 ・Jリーグや国際大会の公式球に使用
 ※検定級表示がされているものがほとんど

② 手縫い
 ・太い糸で丁寧に縫製されている
 ・耐久性が高く、練習用に最適
 ・比較的リーズナブルな価格帯
 ※検定級表示がされているものがほとんど

③ ハイブリッド(機械縫い+接着)
 ・縫い目を接着しているため耐久性が高い
 ・価格と品質のバランスが良い
 ※検定級表示がされているものもある

④ 機械縫い
 ・一般的な低価格のボール
 ・耐久性はやや低いがレクリエーション用に最適

 蹴り心地や弾道が全然異なるので、サッカーを習っている選手は絶対に妥協しないで欲しいです。
理想は、選手が出場している公式球を購入することです。
多少費用が高額となりますが、将来への投資と思いましょう!

4.サッカーボール選びのポイント

 サッカーボールを選ぶ際、以下の4つのポイントに注目しましょう。

① 耐久性
 毎日の練習で使う場合、表皮が剥がれにくく耐久性が高いボールを選びましょう。
JFAやFIFAの検定球は、耐久性が高く試合にも使えるのでおすすめです。

② 空気の抜けにくさ
 ボールの空気が抜けると、蹴った時の感覚が変わり、プレーに悪影響を与えます。
長時間空気圧を維持できるブチルチューブを採用したボールを選ぶとメンテナンスが楽になります。
また、空気圧は高くても低くてもプレーに影響が出るので、小まめに空気の調節をしましょう。

③ 価格と品質のバランス
安価なボールは耐久性が低く、すぐに形が崩れることがあります。
ある程度の価格帯のボールを選ぶことで、長く愛用できます。

④ 芝用 or 土用の適性
プレーする環境に適したボールを選ぶことで、快適にプレーできます。
土のグラウンドでは耐久性が高いもの、芝ではバウンドが調整されたものを選びましょう。

まとめ

サッカーボールを選ぶ際には、
 ・年代に合ったサイズを選ぶ
 ・使用する環境(土 or 芝)に適したボールを選ぶ
 ・製法による性能の違いを知る
 ・耐久性・空気圧の安定性を重視する
といったポイントを押さえることが大切です。
サッカーを始める子どもたちにとって、最初のボール選びはとても重要なステップです。
自分に合ったボールを見つけ、楽しく上達していきましょう!

筆者紹介

FCハマ代表
水島 健人


 2022年にFCハマを再始動し代表を務めている。FCムサシ一期生で、小学校6年生の時に横浜市大会で優勝。中学では、横浜F・マリノス(菅田)へ入団。高校では日本大学高等学校へ入学。大学では日本大学からVERDRERO港北へ移籍し社会人サッカーへ。2015年には神奈川県1部リーグで優勝。ビジネスでは、「EcoNiPass」や「BanSo」事業の事業責任者を務めている。


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